ホソカワ粉体工学振興財団年報
Online ISSN : 2189-4663
ISSN-L : 2189-4663
令和2年度 研究者育成のための援助成果報告
噴霧乾燥法を用いたリグニンからの球形カーボン微粒子の合成と高比表面積化
Kiet Le Anh CAO荻 崇
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2021 年 29 巻 p. 106-112

詳細
抄録

持続可能な社会の構築へ向けてバイオマスから炭素ベース材料を合成することは重要である.本研究では,クラフトリグニンと水酸化カリウム(KOH)を原料に用い,噴霧乾燥法と炭化プロセスによって球状炭素粒子の合成を検討した.球状の炭素粒子は,KOH濃度を変えることにより,中実な粒子から中空の粒子まで正確に制御できることを明らかにした.また,合成された炭素粒子のキャパシター電極としての性能を評価した.

Fullsize Image
著者関連情報

This article is licensed under a Creative Commons [Attribution 2.1 Japan] license.
https://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/
前の記事 次の記事
feedback
Top