園芸学研究
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栽培管理・作型
短節間カボチャ‘つるなしやっこ’の収量性および省力性
平井 剛杉山 裕中野 雅章
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キーワード: カボチャ, 省力, 収量性, 短節間
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2004 年 3 巻 3 号 p. 287-290

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抄録

短節間性を有するカボチャ‘つるなしやっこ’に適した畦幅および育苗方式を検討するとともに,その収量性および省力性をつる性の‘えびす’と比較した.
畦幅は150 cmが収量性,果実品質,作業性などの点で最適であることが明らかとなった.‘つるなしやっこ’は,‘えびす’に比べ着果が安定しており,育苗を省力化した場合でも安定して1株当たり1果の収穫が得られ,密植することが可能であるため,収量を損なわずに省力化が可能であることが明らかとなった.育苗方式としては,72穴セル成型ポットで育苗し,本圃に直接定植することで,‘えびす’を12 cmポリポットで育苗するのに比べ育苗および整枝・誘引作業に要する時間を約75%短縮できる.

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© 2004 園芸学会
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