5 巻 (2006) 1 号 p. 51-55
オウトウの垣根仕立てにより,密植栽培と低樹高化を図り,若木からの早期多収と受光態勢,果実品質を検討した.
垣根仕立ての早期多収性をY字形と比較した.垣根仕立ての収穫は植え付け4年目から始まった.5年目に目標とする樹形がほぼ完成し,収量は554 kg/10 aと著しく増加し,対照のY字形の660%増であった.
Y字形と同様に垣根仕立ての果実は,開心自然形に比較して高品質で,品質のばらつきが小さい特徴があった.垣根仕立てとY字形は構造的に樹冠下部においても受光態勢が優れ,夏季せん定によってさらに樹冠内日射量が増大した.