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園芸学研究
Vol. 9 (2010) No. 4 P 501-506

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http://doi.org/10.2503/hrj.9.501

普及・教育・利用

デジタル画像処理技術を活用した植物器官の形状計測を効率化するため,色情報(平均色差)を使った新たな領域抽出法を考案し,その手法による領域抽出とその後の面積計測を連続的に実行できる領域抽出ソフトウエア“Flower Shape Analysis System”(http://www.kazusa. or.jp/picasos/)を開発した.従来法との比較から,考案した手法は,被写体や背景の色が複雑な画像でも,植物器官の領域抽出を効率よく,正確に実行できることを明らかにした.また,開発したソフトウエアは,画像ファイルの選択や計測データの記録が自動化され,作業効率が大幅に改善されている.さらに,開発したソフトウエアを用い,アサガオ花冠の時系列画像を解析したところ,視覚的な比較では検出が困難な花弁老化の系統間差異を容易に検出することができた.以上の結果から,本研究で考案した手法および開発したソフトウエアが,植物器官の形状計測に極めて有用であることが示唆された.

Copyright © 2010 園芸学会

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