人間科学
Online ISSN : 2434-4753
研究論文
4・5歳児クラスの姿勢保持からみた1・2歳児クラスの保育環境改善に資する評価の試み
田中 沙織
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2025 年 7 巻 p. 9-21

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抄録

神経系の発達が著しい幼児期には,姿勢のコントロールシステムも同時に発達するが,保育者が保育の中で姿勢の保持に課題がある子どもへの支援に苦慮する場面も多い。本研究では4・5歳児クラスの「姿勢の保持」に焦点を当て,保育者が主観的に「姿勢の保持に課題がある」と感じる幼児の課題をカテゴリー別に検討することで,1・2歳児クラスの保育環境改善に資する評価を検討し,幼児期前期から姿勢保持のために取り組める支援につなげることを研究の目的とした。本研究は,4・5歳児の姿勢保持を担う重心動揺・足部および足趾形態・運動能力・1・2歳児の生育環境について,保育者が主観的に感じる姿勢保持に「課題あり群」「課題なし群」と2群に分け評価を行い,群間の明確な差異や課題あり群の共通点はみられなかったことを確認した。これらの結果を基に,1・2歳児クラスで用いる保育環境改善に向けた評価票(読み取りシート)を作成し,その効果について介入研究を行った。

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