IATSS Review(国際交通安全学会誌)
Online ISSN : 2433-4537
Print ISSN : 0386-1104
紹介
ドローンの法規制
土屋 武司
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 44 巻 2 号 p. 108-116

詳細
抄録

日本国内におけるドローン、すなわち無人航空機の法規制について概観する。無人航空機には固定翼タイプ、ヘリコプタータイプ、多回転翼機のマルチコプタータイプなど、さまざまな形態が存在するが、2015年に改正された航空法、航空法施行規則によって、許可を得なければ飛行させることができない条件が明文化された。一般に、離陸重量が200g以上のものは、無人航空機として規制の対象になる。また、航空法以外の法規の遵守も求められていることはいうまでもない。飛行の要件、機体が備えるべき機能および性能基準など、多くの規制が存在するドローンではあるが、「空の産業革命」ともいわれ、将来の利活用が期待され、そのための議論も官民で始まっている。

著者関連情報
© 2019 公益財団法人 国際交通安全学会
前の記事 次の記事
feedback
Top