都市は、多様な人々が集まり、交流し、多様な活動を繰り広げることにより、その力を発揮してきた。しかしながら、近年の都市を取り巻く状況は、人口減少、高齢化など著しく変化しており、市街地の郊外化とともに商店街がシャッター街化するなど、本来にぎわうべきまちなかからにぎわいが失われている。また、成熟社会において経済成長を図っていくためには、イノベーションの創出を進めていくことが重要であるが、イノベーションの創出には、多様な人々が集い、交流し、活動を行うことが必要不可欠である。本編では、こうした状況において、都市の力を最大限引き出すために必要な「まちなか」を人間中心の空間に転換し、多様な人々が集い、交流し、活動することを促していく「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりの取り組みについて紹介する。