電氣學會雜誌
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滯米見聞(電氣事業に關し)
吉見 靜一
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1921 年 41 巻 399 号 p. 741-758

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抄録

演者が一年有餘の米國滞留中、見聞調査した事柄のうち、最近歸朝した諸氏の視察談と重複せぬ方面のことを述べられたものが即ち本篇である。大體下の諸點につき有益な面白い事柄が平易に述べてあろ。
第一、微粉炭の使用微粉炭使用の利益、操作の順序方法、自然發火の恐れ、實驗の結果。
第二、水力發電所の連結運轉米國では需要家のランプを消す塲合の殆んど絶無なこと、Δ對Y接續、リレーの重要視されて居る事、Southern Power Co.の概況、Central Main Power Co.では大小21個の發電所を連絡運轉して居る事。
第三、自働發電所Turners Power Co.及Iowa Railway and Light Co.の自働發電所の詳細な説明。
第四、懸垂碍子Cap and Pin type, Hewlett type及JD. typeの比較評論、懸垂碍子の不良化率、機械的強度を大にする必要、Tunnel Kiln。
第五、避雷器aluminum避雷器の手入法、oxide film型の一缺點。
第六、弧光抑制器G. E.製Creighton氏新案に成る彈丸順次發射型抑制器の良好な事。

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