衝撃電壓及び電流の形状及び大さを、陰極線Oscillographを用ゐて測定した、そうして可動部分の慣性にふろ誤差を避けた。
此所に用ゐたImpulse generatorは、昇壓變壓器の一次側に直流を入れて、二次側に瞬時高壓を發生せしむろ型である。直流の斷續はturbinc型水銀斷續器を用ゐて繰返した。
(1) 變壓器の分布容量の影響のため、簡單なる理論ふり出ろlogaritnmicの瞬時現象に、著大なfree ocillationが加る。そこで電壓最高値はSteinmetz氏等にふり計算された値ふり遙に大となる。其の振動は早くて、普通のoscillographでは正確に計れぬ。
(2) 變壓器の二次側に蓄電器を入れると、free oscillationは興味ある變化をする。
(3) 特別高壓に陰極線oscillographを用ふる事についての困難を指摘してゐる。