1925 年 45 巻 442 号 p. 421-428
半導體と接觸せる金屬との間に電壓を加ふる時に、その間に生ずる牽引力と、そのsystemの電流の大さとを測定して居る。
測定の結果、供給電壓の高まると共に、金屬と半導體との間の接觸の度合密接となる事により、牽引力はそれだけ増大するも、そのsystemの電流の大さは、殆んどその影響を受けない事を認めて居る。
猶ほ極性による電導度の相違は瑪瑙に於て特に著しき事を實驗して居る。
最後に是が應用として、簡單なる電話用受話器と送話器とを考案して居る。