電氣學會雜誌
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三捲線變壓器を有する送電系統の特性に就て
益子 充
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1926 年 46 巻 452 号 p. 241-250

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抄録

定電壓送電に於て三捲線變壓器の三次捲線に進相機を連結して二次端の電壓を一定に保つ場合には其送電系統の特性は楕圓の式を以て表はすことが出來る。普通の變壓器を用ふる場合を表はす圓の式は進相機端が二次端と一致せる-即ち橢圓係数kが一となれる-特別な場合と見ることが出來る。故に筆者は橢圓の式を定電壓送電の一般的解法として次の目次に示せる種々の系統に付其特性を討究してをる。其結果注意すべき二三の事項を學ぐれば……。
定電壓送電に於ても線路途中の電壓從而線路充電電流は負荷の増減につれて變化する。其影響を受けて線路途中に在る發電所は負荷の變化に應じ電壓變動の必要が起る。
數多發電所を有する系統に於ては各自の力率選定如何によつて同一受電力に對し總發電力の値を異にするから其を最小ならしむるやう各發電所の力率を選定せねばならぬ。一般に發電所中何れかゞ進力率を探ることは總發電力を増加するから不得策である。
三捲線變壓器各捲線の容量を如何に選定するかにより其系統の経濟的送電限度が決定せらるゝから設計の際充分の注意を拂ふ必要がある。

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