電氣學會雜誌
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短波長ビームに就て(第一報告)
宇田 新太郎
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1926 年 46 巻 452 号 p. 273-282

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抄録

東北大學に於て八木教授御指導のもとに爲されて居る、短波長ビームに關する實驗の第一報告である。波長4.4米の特別短波長電波を發生し、最初發振器自身に依つて作られる周圍の電界の強さの分布状態を實驗的に研究した結果を擧げ、かゝる發振器に依る電界はすでに指向性を有する事を述べてある。適當な長さの一本の金屬棒は之を發振器の近くに置くのみで、空中線即ちラデェーターとしての作用の顯著である事、次に空中線として用ひた、かゝる金屬棒が、種々な位置に水平に或は垂直に配置された各合に夫々發振器周圍の電界の強さや分布の状態に及す効果を調べてある。最後に三本のかゝる空中線を使用し、之等を適當に發振器に取附け、全體の装置を容易に持ち運び得るやうにし、至極簡單に單一方向性電波を實現する方法の一例を示してある。

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