抄録
強制減衰交流に對する簡單なる直列回路のイムピーダンスの軌跡に就て
強制減衰交流に對する二つ或は三つの要素より成る直列回路の電流並にデイスプレースメント、イムピーダンス及びアドミツタンスが、複素數にて示せる双曲角速度の一方が變化するに從つて如何なる軌跡を辿るかを示せり。直線、圓、抛物線、逆抛物線、圓三次曲線及び逆圓三次曲線等が所要の軌跡として現はる。尚自然減衰及び振動の角速度に就て、是等の軌跡圖上に論せり。
斯くの如き軌跡曲線の應用の一つとして、減衰交流のオシログラムの更正に就て説明し、尚又L-R回路に漸次に振幅の増加する電壓を加えたる場合の過渡現象をも附加す。