電氣學會雜誌
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二米送信機特にアンテナ饋電線に就て
宇田 新太郎
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1931 年 51 巻 511 号 p. 92-99

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抄録

二米超短波發振機及びそのアンテナ饋電線に就て實驗した結果の報告である。饋電線の一端を短絡または開放した場合の電壓電流の分布を見,次に負荷として空中線を連結した場合に於ける最良の條件を調べてある。
本發振裝置の特徴は發振機振動囘路に普通の可變空氣蓄電器を挿入し,且つその兩端子にアンテナ饋電線が連結せられた點にある事を述べ,而てこの發振機,空中線回路を連結する結合蓄電器の値の重要なるを指摘し,そのオプテマムの條件に就て論及してある。更に饋電線回路が原發振機に及ぼす反作用に就て記述し,最後に通信試驗の結果を擧げた。

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