電氣學會雜誌
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遲延導線網の設計に就て
永井 健三神谷 六郎
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1934 年 54 巻 554 号 p. 971-975

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抄録

遲延導線網の設計に就ては既に一二發表したのであるが,こゝに述べた新方式は正切凾數の展開に基礎を置き,之に適當な補償を施し「リアクタンス定理」よりラチス型導線網を導いたのである。本方式の特長は如何なる大きい遲延時間のものでもたゞ一段で理論的に整然と導かれる點にあると信ずるが,實際にはラチス型と等價でラチス型より更に有利な他の型式の導線網に變換して使用するのがよいであらう。本文に於ては設計の理論のみに止め他の問題は他の機會に讓つた。

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