照明学会 全国大会講演論文集
平成15年度(第36回)照明学会 全国大会講演論文集
セッションID: 51
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住宅の窓及び周辺環境と外部からの視線に関する実態調査
*奥田 紫乃佐藤 隆二
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抄録
 現行の建築基準法では、居住を目的とする居室には、採光(28条1項)と換気(28条2項)のための開口部を設けることが規定されている。しかし、窓は採光や換気以外にも多様な役割を果たしており、窓を通して景色や天気など外界の様相がわかること(視覚情報の流入)も重要な役割の一つである。外部の情報を獲得しようとすると、同時に室内の私的情報(プライバシー)が外部に流出する問題が生じるが、窓を介しての視覚的情報の流入出のバランスを保つための指針は存在していない。そこで、窓を通して視覚情報の外部への流出に着目し、住宅の窓や周辺環境の実態と、外部からの視線に対する居住者の反応との関係を把握するためのアンケート調査を行った。 調査においては、外部からの視線の主体をその移動速度に基づいて、静止(在室者)、低速(歩行者)、高速(運転者・乗客)に3区分し、外部からの視線を感じる可能性の高い住宅の居間を対象として、_丸1_住宅の規模、_丸2_窓と周辺環境、_丸3_外部からの視線に対する居住者の意識、_丸4_窓に対する満足度の4項目からなる調査票を作成し、高架の鉄道・道路、歩道橋、建物(住宅、学校、オフィスビル)が近接する地域を調査対象地域として配布した。 調査結果より、調査地域における居間の窓の実態、周辺環境、外部からの視線に対する居住者の意識を把握することができた。
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© 2003 照明学会
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