画像電子学会誌
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論文
キャビテーションバブル方式を利用した投影型ホログラフィ装置
高野 邦彦須賀 凛太郎今野 哲史佐藤 甲癸浅井 紀久夫
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2018 年 47 巻 3 号 p. 228-233

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抄録

本稿では, 高圧洗浄機でも用いられているキャビテーションバブルに着目し,この技術をホログラフィック再生像を投影するための空間スクリーンとして用いる方法について検討した.本手法ではバブルの流動性を軽減させるため,水圧を高めて空気を溶解した水を,吸気口を密閉したアスピレータにより高速で水槽内へ流し込む方法を採用した.このように水の減圧状態を安定して継続させることにより,一定量のバブルを連続的に生成させている.そこで本稿では,キャビテーションバブルを利用したホログラフィ再生像投影装置について述べ,それがホログラフィック再生像に及ぼす影響について検討した.その結果,提案手法を用いることにより,従来手法では困難であった投影像の輝度を向上させることが可能になることがわかった.

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© 2018 一般社団法人 画像電子学会
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