情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第13回情報プロフェッショナルシンポジウム
セッションID: A12
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A12
次世代ニーズを予測するための解析手法の研究:
~シャンプー開発を例として~
*法宗 布美子酒本 裕明有賀 康裕左右内 敏浩丹 美幸都築 泉
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抄録

 商品開発ではニーズの把握が非常に重要であり,今後起こりうるブームのような将来的なニーズを予測する技術が益々必要とされることが予想される。本研究では,次世代商品ニーズの予測手法を確立することを目的とし,特に,技術的な側面からのニーズ予測に焦点を当てた。題材には身近な商品であるシャンプーを選択し,次のシャンプーブームについて検討した。分析対象には入手容易な特許情報を主に用い,費用・工数をかけずに分析可能な手法の確立を目指した。
 今回,リンスインシャンプー,ノンシリコーンシャンプーなどの各年代に発生したブームについて,出願件数の経年変化に統計的な加工を加える手法を試みた。その結果,いずれのブームにおいてもブーム発生以前に前兆となるシグナルが確認された。この手法を用いて,様々な手法又はツールによって抽出したニーズ候補を評価し,次世代商品ニーズ群の選定を試みた。

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© 2016 国立研究開発法人 科学技術振興機構
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