医療
Online ISSN : 1884-8729
Print ISSN : 0021-1699
ISSN-L : 0021-1699
経口投与オフロキサシンとアムホテリシンBによる腸内細菌叢の変化について
土岐 博信岡部 健一明比 一郎
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 45 巻 11 号 p. 1012-1015

詳細
抄録
急性白血病, 悪性リンパ腫患者において, 抗癌剤による好中球減少時に感染予防のために経口投与の抗菌剤と抗真菌剤がどの程度腸内細菌叢に変化を及ぼすかについての検討を行った. オフロキサシンとアムホテリシンBの投与により便中の菌種数をかなりの程度に減少さすことが判明した. 特に, グラム陰性桿菌は投与により減少, 消滅した. 腸球菌類はオフロキサシンに耐性であり残る傾向がみられた. オフロキサシンとアムホテリシンBの投与は服用コンプライアンスが良く, 便中の菌数を減少さすので, 好中球減少時の感染症予防のために有用なものと考えられる.
著者関連情報
© 一般社団法人国立医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top