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温熱併用放射線治療が施行された総胆管癌の1症例
宇野 隆伊丹 純椎名 丈城堀部 光子加藤 肇
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1992 年 46 巻 11 号 p. 898-901

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抄録
温熱併用放射線治療を施行した切除不能総胆管癌の1例を報告した. 症例は72歳女性. 放射線治療目的に当科入院. 外照射2400cGyの時点でMetallic Stent留置による内瘻化に成功. 胆道狭窄部の温度計測が容易となったため, 温熱療法を併用した. 外照射5600cGyおよび, 1回40~60分の温熱治療4回にて胆道はほぼ完全に再開通した. この併用療法は, 切除不能例に対する姑息的治療として有用と考えられた. 治療後わずか3ヵ月で胆道の再閉塞が生じており, 腔内照射を併用するなどして局所線量を増やす必要があると考えられた.
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© 一般社団法人国立医療学会
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