抄録
急性期と回復期リハビリテーションにおける医師・看護師・療法士の連携についてのアンケートを行った. 集計結果より, 急性期には医師は初期治療に関わる主治医としての役割を, 看護師には医学的管理に必要な患者としての把握を, 療法士にはチームで治療の実行者としての意識と効果の確認をチームから求められ, 回復期には医師にはチーム内の調整者とチームリーダーとしての役割が, 看護師には生活者としての把握が, 療法士には治療効果の拡大が期待されていることが明らかとなった, このように, リハチーム医療には時期に応じて機能, 対象・構成, 対応が異なる急性期と回復期・維持期の2つの形態があると考える.
さらに, リハチーム医療のあり方について, 基本的構成と機能, 効果を向上させる要因や評価尺度, 改革者型のリーダーとメンバーが自己実現できる風土などについて, 文献的考察や当科の実情を加えて述べる.