日本画像学会誌
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原著論文
パルス幅変調 (PWM) を用いた電気化学的銀電着によるカラー表示に向けた透明―緑の可逆変化の検討
市川 正人菅 亮太谷 忠昭内田 孝幸
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2015 年 54 巻 4 号 p. 276-283

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抄録

鏡―透明―黒の可逆変化,また,透明からイエロー,マゼンタ,シアンや赤,青への可逆な色変化が可能な電気化学的な銀 (Ag) 電着に基づいた透明エレクトロクロミック素子において,従来の色表示のための駆動方法である一定電圧および2段階電圧 (2-step voltage) 印加法に加え,パルス幅変調 (Pulse Width Modulation;PWM) 電圧印加法の各駆動方式により,新たに緑の色表示を実現した.緑色の表示に必要な青色と赤色の光の吸収はAgナノ粒子の表面プラズモン共鳴とそれらの双極子間のカップリングによってもたらされると考えられる.青色表示に比べ緑色表示をもたらすAgナノ粒子は小さい粒子が溶解する過程を備えた手法で形成され,大きい粒子のみからなっていた.

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© 2015 一般社団法人 日本画像学会
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