日本画像学会誌
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Imaging Today
3Dプリンター,社会で変わるのか,社会が変わるのか ―問われているデジタルの本質の探究と実践―
藤井 雅彦
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2021 年 60 巻 4 号 p. 379-389

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抄録

従来の製法とは異なる「ものづくりプロセス」を持つ3Dプリンター (additive manufacturing) は,社会のしくみを大きく変える,すなわちイノベーションの起点になり得る可能性を持っている.一方,社会を変える過程では様々なものづくりプロセスに関わる「現実」を巻き込む必要があり,いわゆる従来の「常態」や「慣性」を打ち破らなければならない.

本稿では,現社会のニーズからの要請に応えるために3Dプリンターがどう進化してきたか,どのように活用されているかを最近の事例を交えて短く紹介する.次に3Dプリンターで社会を変え,大きな変革を起こすための課題を明確にし,これまでにない発想に基づいた新しいアプローチを提案する.

さらにこれらのアプローチに不可欠となる新しいボクセルベースの3DデータフォーマットFAVを紹介する.

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© 2021 一般社団法人 日本画像学会
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