近年,非接触による三次元塗布技術として,撃力を用いて高粘度液体をジェットとして吐出する技術が開発されている.この技術は,100mm2/s程度の粘度においては,安定して吐出を行うことができるが,より高粘度液体で連続吐出を行うと塗布された液滴の形状や面積にばらつきが生じることが知られており,その原因はまだ明らかにされていない.また,再現性のある吐出限界粘度が低いことや,連続吐出の周波数は最高1Hz程度であることなど,工業展開をする上では適用範囲も狭いことがこれまで解決すべき課題とされてきた.本研究では,これらの問題を解決するため,車体片への面塗りを行うための車体片位置制御システムを開発し,さらに従来に比べて吐出能力を大幅に向上した新デバイスを考案し,より高い周波数 (10Hz程度) において,500mm2/s程度の高粘度液体を長時間にわたり再現性の高い吐出ができる新たな高粘度液体オンデマンド塗布技術の開発および評価を行った.