国際生命情報科学会誌
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第2回生命情報科学シンポジウム
産婦人科領域における医療催眠の応用
近藤 俊朗
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1997 年 15 巻 1 号 p. 216-219

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抄録

催眠とは一定の暗示操作によって引き起こされる特異な意識変容状態を指し、それは睡眠に似るが、覚醒した状態でもあり、知覚や運動、記憶や観念、感情や意志において、被暗示性の亢進した意識状態といえる。暗示とは知覚や運動、記憶や観念、感情や意志において、他者からの指示を無抵抗に受け入れる心理過程をいう。しかしこれには個人差があり、治療者と患者の信頼関係も影響する。筆者は40年にわたり医療催眠を行い、未熟婚、食行動異常、マタニティーブルー、更年期障害など心療産婦人科領域での疾患に適用し、効果を挙げている。

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© 1997 国際生命情報科学会
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