国際生命情報科学会誌
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第4回生命情報科学シンポジウム
実験対象色サンプルへの可視光の遮蔽状態およびそれに対する被験者への通知情報の相違による色の視覚外認識への影響
佐古 曜一郎榊原 朋子
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1997 年 15 巻 2 号 p. 446-452

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抄録

赤・黄・緑・青・黒という5色のセルスポンジを用い、それを対象サンプルとして、被験者(いわゆる功能者T. I.)が接触することのないようにケースをかぶせて呈示し、一連の色の視覚外認識実験を行った。このケースは2種類準備し、1つは、可視光を遮蔽しない透明なケース、もう1つは、可視光を遮蔽する黒いケースであった。また被験者にはケースの種類を正しく通知する場合と黒いケースを用いているのに透明ケースであると思わせるというような偽りの情報を通知する場合とを混在させた。ケースの種類と被験者に通知した情報の種類の組合せにより、4つに分類される実験を各々200回試行し評価した。各実験とも認識率は統計的に有意であったが、さらに透明ケースの方が黒いケースを用いた場合より認識率が高く、また被験者はケースの種類によらずケースは透明であると通知されている方が、認識率が高いことが観測された。

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© 1997 国際生命情報科学会
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