国際生命情報科学会誌
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第6回生命情報科学シンポジウム
練功者における脳波の経年変化
河野 貴美子山本 幹男小久保 秀之平澤 雅彦境田 英昭
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1998 年 16 巻 2 号 p. 260-266

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抄録

気功鍛練者の練功過程における脳波の変化を2年にわたる実験により検討した。被験者は、腰をかけて行なう静功の一つ、真気運行法を習う中国人女性1名(初年度練功歴3年)、同男性3名(同2年、18か月、17か月)である。リラックスの指標としての後頭部α波は、初年度は気功中に大きくなったが、次年度の増大傾向は減少した。気功師において一般的に気功中大きな値となる後頭部α波に対する前頭部α波の比は、初年度は安静時と気功中の間に顕著な差はなく、練功歴の長い者ほど大きい傾向が見られたが、次年度には気功中に大きくなる傾向が現れるようになった。α波の周波数は、深い瞑想的状態で遅くなる傾向が2年目にはより顕著になり、非常に遅くなった者では前頭中央部中心にθ波も見られた。

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© 1998 国際生命情報科学会
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