抄録
著者らは、気功初心者が練功を積む過程で、どの様な生理変化を示すか注目した。そして、気功教室で気功を習い始めて約2ヶ月の被験者を2年間にわたって生理測定実験してきた。実験項目は教室で行う足揉み、馬歩站とう功、創美功(動功の1種)の各々閉眼と開眼であった。測定項目は呼吸パターン、心電であった。データ分析は2年間の3被験者の呼吸時間と心拍数について練功月数との相関、また、閉眼と開眼の差について統計的検定を行った。その結果、吸気時間の有意な延長が3被験者の足揉み開眼で共通してみられた。また、他の実験項目においても吸気時間の延長傾向がみられた。