2001 年 19 巻 1 号 p. 30-37
α波トレーニングが心身への様々な良い効果をもたらすことは定性的には語られている。少なくとも末端皮膚温の上昇や血圧の沈静などの現象が認められている。本研究ではα波トレーニング値がAMI-AP値に対し強い相関を持つのか否かを明らかにし、これによりリラックス効果をAP値で測定することの妥当性を検証しようとするものである。測定の結果はα波トレーニング前後でAMI-AP値の著しい減少(特にトレーニング前AP値の高い所で)認められ、AMI-AP値の増減をリラックス効果測定の指標として使うことの有意性が認められた。