国際生命情報科学会誌
Online ISSN : 2424-0761
Print ISSN : 1341-9226
ISSN-L : 1341-9226
第11回生命情報科学シンポジウム
発気イメージ時の掌の温度測定及び生理測定
田中 昌孝中村 広隆小久保 秀之陳 偉中張 トウ相馬 隆郎山本 幹男
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 19 巻 1 号 p. 152-158

詳細
抄録

気功師が手かざしを他者に行うと、それをされた部位に温度変化を感じたと答える人がいる。気功師の掌に温度変化があるのか。また、その時の生理について解明するため、次の実験データの分析を行った。実験は、気功鍛錬者を被験者とし、右掌から発気するイメージをさせた。掌皮膚表面温度をサーモグラフとサーミスタにより測定した。また、その時の呼吸パターン、脈派も測定した。その結果、右掌温度は全体的に、安静では上昇、発気イメージでは下降した。この時の呼吸時間と呼吸深度は、安静では短く浅く、発気イメージでは長く深かった。また、発気イメージした右手労宮では温度変化があったが、発気イメージしなかった左手のそれはほとんど見られなかった。

著者関連情報
© 2001 国際生命情報科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top