国際生命情報科学会誌
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第11回生命情報科学シンポジウム
マウスの強制水泳におけるEQR照射の影響
吉田 勝志青木 孝志足達 義則吉福 康郎
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2001 年 19 巻 1 号 p. 164-174

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抄録

筆者らの一人は、気功師の出す気を人工的に作る試みとしてEQR(emission from quartz resonance)装置を提案している。本装置から発生する波動EQRをマウスに照射し、体力に与える効果を検討した。マウスをEQR照射群と非照射群の2群に分け、水槽および回転カゴ付き水槽における強制水泳を15分間課し、両群の無動時間(水面上に動かないで休憩している時間)を比較した。餌の量を十分に投与(5g)した期間中、水槽および回転カゴ付き水槽における無動時間は、何れも両群に有意差がなかった。しかし、その後同じマウスに対して餌の量を2gに制限した場合、体力が弱ってきた4日目にEQR照射群の無動時間が被照射群を有意に下回った。この結果から、制限食事により衰弱したマウスに対してEQR照射が体力消耗抑制効果を有することが示唆された。

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