2002 年 20 巻 1 号 p. 132-147
生物フォトンは、生体や物質から自発的に放射される極めて微弱な発光である。この普遍的に放射される生物フォトンがヒーリングと呼ばれるヒトの行動に影響されるかについて8名のヒーリング施術者に対する実験を行った。実験は、試料である種子とマウスに対して手を触れることなくヒーリング行為を行わせ、この時の試料から放射される生物フォトン放射数と安静時の放射数とを比較検討した。その結果、ヒーリング時と安静時の生物フォトン放射数について単純平均やcentral moments法、ポアソン分布との比較などの解析を行ったが、統計的に有意な差異は見られなかった。