国際生命情報科学会誌
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特集
顎関節と東洋医学(<特集>Human PSI Forum "Human Potential Science" Internationl Forum「潜在能力の科学」国際フォーラム : 物理・生理学的アプローチ Joint with 「こころと体の不思議」国際フォーラム 第14回生命情報科学シンポジウム(国際版) 2002年8月22〜27日(木〜火) 於 : 千葉市 幕張新都心 OVTA(オブタ))
宮城 三郎
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キーワード: temporomandibular joint(TMJ), qi
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2002 年 20 巻 2 号 p. 430-433

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抄録

顎関節に関する五つの事項より、東洋医学が分かりやすくなる。経絡を顎関節からみる。毛細管現象で上がって、顎のポンプで下がる。つまり経絡が毛細管現象で、足→口の周りへ流れて行き、顎のポンプで口の周りから→足へ。また、足→口の周りから→足。そしてまた、足→口の周りから→足と、三通りの経絡があると解釈する。気の流れについて、左の顎のポンプの機能が弱い人と右噛みの人(83%)に肺炎が多い。これは左の気管支が湾曲しているところに、右噛みで左に気の流れが悪くなるためかもしれない。サザーランド博士の有名な理論である頭蓋骨の働きは、気の流れの図とほぼ同じである。東洋医学では三つの気の流れがあるといわれる。鎮痛・鎮静のツボ・合谷のある大腸経だけが頭のポンプに入り終わるが、他は顎のポンプに入る。事実、合谷のある大腸経だけが歯科医学でも現代医学でも特殊な働きをする。以上の顎関節と気・経絡の関係から東洋医学の診査診断等も考察していく。

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