国際生命情報科学会誌
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Proceedings
DC干渉拮抗場の照射が皮膚電気活動に及ぼす影響
青木 孝志足達 義則吉福 康郎吉田 勝志
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2004 年 22 巻 2 号 p. 349-361

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抄録

生体内電流により発生する磁場の殆どは干渉により相殺されることがよく知られている。筆者のひとりは気功メカニズムを理解するために干渉相殺(拮抗)場の生体作用の研究が重要であることを提案し、既に、コイルで作ったACのある干渉拮抗場が生体に影響を与える実験事実を確認し報告した。DCの場合はまだ調査がなされていない。そこで、本研究では無誘導コイルで作ったDCの磁場BとベクトルポテンシャルAの干渉拮抗場がひとの皮膚電気反応に及ぼす影響を検討した。干渉拮抗場を胸部に4分間照射し、照射前後における肺経の皮膚電気インピーダンスを調べた結果、ある照射線量では有意に減少した(n=6, p<0.01)。この実験事実は、DCの干渉拮抗場は生体に影響を及ぼすことを示唆している。換言すれば、数学的に相殺しているとはいえ、この場は物理的な実在であることを示唆している。また、本実験事実は、気功師等の体内を流れる電流による干渉拮抗場が他の生体に非接触・無侵襲で生理的影響を及ぼす可能性があることを示唆している。

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© 2004 国際生命情報科学会
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