国際生命情報科学会誌
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第19回生命情報科学シンポジウム
30Hz干渉磁場の照射によるマウスの直腸温および強制 水泳の変動 : 気功メカニズムの解明の試み
青木 孝志吉田 勝志吉福 康郎足達 義則
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2005 年 23 巻 1 号 p. 129-132

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抄録

波長の等しい二つの電磁波が伝播するとき途中で干渉により相殺して電磁波ベクトルが一瞬消滅しても、この相殺点から次の波面が発生しさらに伝播を続ける。電磁気的相殺点とは、正確には何であろうか。生体から体外に放出された磁場の多くは、互いに干渉により相殺されることがよく知られている。筆者のひとりは気功メカニズムを理解するために干渉相殺(拮抗)場の生体作用の研究が重要であることを提案し、既に、コイルで作った65kHzの干渉拮抗場が生体に影響を与える実験事実を確認し報告した。しかし数10Hz(神経興奮電流の平均的周波数)の場合はまだ調査がなされていない。そこで、本研究では無誘導コイルで作った30Hzの磁場がマウスの直腸温と水泳活動に及ぼす影響を検討した。結果として、これらは有意な変化を示した。この実験事実は、30Hzの干渉拮抗場は生体に影響を及ぼすことを示唆している。換言すれば、数学的に相殺しているとはいえ、この場は物理的な実在であることを示唆している。また、本実験事実は、気功師等の体内

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