抄録
国際生命情報科学会(ISLIS)の2007年春までの11年半の活動と「潜在能力の科学」の推進について報告する。ISLISは2005年に創立10周年の記念行事を実施した。設立趣意は、物質中心の科学技術から、こころや精神を含んだ21世紀の科学技術へのパラダイム・シフト(枠組革新)のための、実証的科学技術研究の発展を通じて健康、福祉、教育と社会および個人の心の豊かさを増進させ、自然と調和した平和な世界創りに寄与する事である。1995年の創設以来、生命情報科学シンポジウムを年2回、計23回の主催と国際学会誌Journal of International Society of Life Information Science(Journal of ISLIS)を年2号完全に定期発行し続けてきた。2002年には「潜在能力の科学国際シンポジウム」を、2004年8月には韓国ソウルで「Mind Body Science国際会議」を主催した。2004年には単行本「潜在能力の科学」を発行した。現在世界の9カ所に情報センターを、約10カ国に約260人の会員を有す。意義あるISLISを存続・発展させるために、事務局、編集部とシンポジウム実行の新体制確立と会員などの大幅増勢を図り、財政基盤の確立が急務である。相補代替医療へ日本でも引き続き2007年度も調査費が募集された。