国際生命情報科学会誌
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研究発表
医工連携による血中ノルアドレナリン低下を安全にもたらす新しい技術(研究発表,第38回生命情報科学シンポジウム)
亀井 勉
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2014 年 32 巻 2 号 p. 193-198

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抄録

以前にメンタルリラクセーションのための光フィードバック(PFB)が開発されたが、閉眼した目の前から点滅光を与えるため、その効果の有無は人によりさまざまであった。私は、この眼に点滅光を与えることによる物理的ストレスを避けるため、PFB-前頭部α波パルス光同調法(PFB-FAPPS)を開発した。PFB-FAPPSシステムでは、電極Fp2から検出された脳波のうちのα波成分を(中心周波数10.0Hzの)バンドパスフィルターで登録して点滅の周波数とし、さらに、α波の強さに応じて点滅光の強さが変わるような仕様となっている。そして、使用者の眼は光から完全に遮断され、赤色発光ダイオード光が使用者の前頭部に照射される。1回目のPFB-FAPPS実施前に比べて21回目のPFB-FAPPS実施後で、α波の振幅は増加し、血中のノルアドレナリンは減少した。徐々にノルアドレナリンを減少させるこの安全な技術は、各種の患者が経験するイライラ感を減少させるのに役立つと考えられる。

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