国際生命情報科学会誌
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研究要旨
幸せ度・地域差とその原因分析(研究要旨,第38回生命情報科学シンポジウム)
大島 章嘉
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2014 年 32 巻 2 号 p. 250-251

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抄録

Ⅰ 目的・問題意識 1. 日本人の幸せ度は各地で一様ではない。風土・気質・経済状況などが異なるからである。 2. 地域差異分析から、日本人の幸せ度向上のヒントを得ようとするものである。 Ⅱ 方法 1. 使用データ 1) 幸せ度調査(2009年8月)(2606サンプル) 2) 幸せ度調査(2013年7月)(3313サンプル) 3) 上記両データの合計値を利用した 2. 分析手法 1) 要因別単純集計(5点満点) 2) 重相関分析 3) プライオリティ分析 4) 要因別シミュレーション Ⅲ 結論・まとめ 1. 日本人全体の幸せ度は3.4点(5点満点)と高いとは言えない。 2. 東西別幸せ度では、西が0.1点上回り3.5点である。 3. 太平洋側・日本海側別幸せ度では、いずれも3.4点で差はなかった。 4. 局別幸せ度では、北海道の3.6点が高く、東北の3.3点が低く、他局は3.4点~3.5点の間にある。西高東低である。 5. 地域別幸せ原因を重相関分析で探った。結果は、例えば北海道では「気の持ちよう」が幸せ度向上に効くことが明らかになっている。他地域とは異なる所である。 6. 全国の26主要都道府県別幸せ度と原因分析結果も明らかとなっている。 7. まとめ ・「運」や「気の持ちよう」で幸せ度の地域差が形成されていることが明らかになっている。 Ⅳ 関連データ(略)

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