国際生命情報科学会誌
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ミニシンポジウム 魂か超能力か? 「超サイ vs 死後存続」
『伊勢物語』注釈と「五大」思想 : 契沖注釈における「常見」「断見」否定
ミニ・シンポジウム:魂か超能力か? 「超サイvs死後存続」,第39回生命情報科学シンポジウム
岡本 聡
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2015 年 33 巻 1 号 p. 87-

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抄録

『伊勢物語』注釈において三十九段の二条后が亡くなる場面は正徹注において秘伝化されている。心敬は、これを「本覚の都」(空)と表現し宗祗以後の「五大」循環思想につながっている。ところが新注と言われる契注においては「常見」「断見」を否定する形でこれに独自の解釈を加えている。本発表ではこれを中心に「魂」の存続非存続について考察したい。

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