東邦大学
2018 年 36 巻 1 号 p. 36-
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誰でも自己の死の当事者である以上は、誰しもが「私の死の謎」を探究する責務がある。演者らは15年ほど前から当事者死生学を唱え「人文死生学研究会」を創設して活動してきたが、このほど成果が『人文死生学宣言』(春秋社、2017)として出版されたので、研究会の活動と併せて紹介する。「人間の死の謎一般」ではない「私の死の謎」を、謎として把握するには、私たちの日常的存在様式である「多数の他者たちの間のひとりの他者」としてのあり方を脱却する必要があるが、その為のエクササイズ法も紹介する。
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