人にとって適度なストレスは作業の効率を上げると言われるが、許容できるストレス強度はストレスの種類や個人のストレス耐性に依存していると言われている。ストレスの病気原因説が唱えられて久しいが、様々なストレッサーから逃れられない現代社会においては、いかにストレッサーとうまく付き合うかが健康な生活を送るうえで非常に大きな課題と言える。 本研究では4種類の色に対する生体反応を、指尖脈波を通して経時的に検討することで、ストレッサーの生体に及ぼす影響が個性ある被験者でどのような経時的変化となって表れるかを、R-R間隔のウェーブレット解析によって検討した。