労働科学
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通信工事作業員が体験するヒヤリ・ハットの傾向分析と事故防止教育効果の検証
-建設現場におけるヒヤリ・ハットの取り組み-
椎名 和仁
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2012 年 88 巻 4 号 p. 121-129

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抄録

本研究では建設現場で,より有効に「ヒヤリ・ハット」の取り組みを行うため,①通信工事作業員が体験するヒヤリ・ハットの特徴,②事故防止教育効果の検証,③ヒヤリ・ハットの有効性に関する作業員の意識調査をおこなった。その結果,ヒヤリ・ハットの傾向は,「移動中」,「作業中」,「作業場」の項目に分類され,労働災害につながる内容が確認された。事故防止教育効果は,2要因反復測定分散分析では高年齢,経験多群グループのみが,教育3カ月後に「なし」の報告率が上昇する傾向が確認された。ヒヤリ・ハットの効果の有無については,効果があることが確認されたが,「マンネリ化」,「情報の共有化」が課題として挙げられた。(表3,図4)

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© 2012 公益財団法人 労働科学研究所
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