労働科学
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16時間夜勤が看護師の生活時間に及ぼす影響
松元 俊
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2015 年 91 巻 3-4 号 p. 39-44

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抄録

本研究は,16時間夜勤をともなう2交代勤務の導入が,看護師の夜勤明けおよび休日の生活行動時間に及ぼす影響について調べた。18名の女性看護師(平均年齢38歳)が2交代勤務に1ヶ月間従事し,その後1ヶ月間は3交代勤務に従事した。その結果,夜勤明けの睡眠時間に勤務間で有意差はみられず,16時間夜勤での仮眠取得有無で分けても同様であった。夜勤明けでは食事時間が16時間夜勤後(60.8分)で8時間夜勤後(43.0分)より有意に長かったが(p=0.014),反対に休日では自宅外での趣味・娯楽が2交代勤務(161.5分)と比較して3交代勤務(234.6分)で長かった(p=0.028)。以上より,2交代勤務化が生活時間を改善する様子はみられず,むしろ自由時間が減少していた。(表2)

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© 2015 公益財団法人 労働科学研究所
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