映像情報メディア学会誌
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カプセル型内視鏡
太田 淳
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2004 年 58 巻 10 号 p. 1379-1384

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抄録

カプセル型内視鏡は, カプセル内部にイメージセンサ, 光学系, 照明用LED, 無線回路, アンテナ, バッテリーなどを内蔵し, 消化器官内部を観察するための医療器具である.従来の内視鏡はチューブにより撮像系を消化器官内部に挿入して器官内部を観察するのに対して, 患者が飲みこんだカプセル型内視鏡は消化器官の動運動により自然に器官内部を動いていき, 撮像を行う.これまでの内視鏡のようなチューブがないため, 患者の苦痛軽減の度合いは極めて高く, 今後の医療器具としての期待は極めて大きいものである.現在海外で実用化されているカプセル型内視鏡は主として小腸診察用である.本解説ではこのカプセル型内視鏡の構造や特性について詳しく述べるとともに, その課題についても説明を行う.また今後の展開として, CMOSイメージセンサの適用やイメージング以外の機能の実現や現状の課題克服に関して述べる.

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