映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: HIR2003-37/ME2003-37
会議情報
CMAアダプティブアレーをITS路車間通信に使用する場合の車両交差時における課題と対策(映像メディアおよび一般 : インターネット, デジタル放送, マルチメディア, 三次元画像, 視覚と画質評価, ITS等)
三浦 友博藤井 威生鈴木 康夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

CMAアダプティブアレーは所望信号が定包絡線変調波ならば予備知識を必要とすることなく干渉波を抑圧することが出来る。ところが、ITS路車間通信の基地局に適用する場合、2車が路上ですれ違う場面において、CMAアダプティブアレーでは車両の接近に伴い両者の信号分離が困難になり、車両交差後に他車の信号を捕らえてしまう可能性がある。本稿では、この可能性について検討すると共に、コサインロールオフフィルタを通過した信号が非同期受信される場合定包絡線性を失うことを利用して、干渉波へのビームの引き込みを回避する方法について考察を加えた。

著者関連情報
© 2003 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top