岩手医科大学歯学雑誌
Online ISSN : 2424-1822
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原著
走査電子顕微鏡によるウサギ新生仔歯胚の観察
名和 橙黄雄石関 清人立花 民子
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1977 年 2 巻 3 号 p. 145-151

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抄録

生後1日目のウサギ新生仔臼歯のエナメル質表面の観察を行なった。Tomes’ process pitsは歯根側では蜂巣状で咬頭側では平滑化してくる。エナメル芽細胞はトームス突起を歯根側では蜂巣状の小窩に入れているが, 小窩の変化とともに植立が浅くなり, 縮合エナメル上皮の状態では多数の細胞質突起をエナメル表面に出してかろうじて接着している。エナメル芽細胞表層は中間層とおもわれる網状の線維構造で被われている。

咬頭頂部のエナメル質は網状の線維構造をもった薄層で被われ, 構造的にはエナメル芽細胞を被う中間層と類似しているが, 正確な由来は不明である。

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1977 岩手医科大学歯学会
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