岩手医科大学歯学雑誌
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研究
光強度および粉液比が生活歯漂白剤ハイライトの漂白効果に及ぼす影響(研究)
寺田 林太郎小川 武史菊池 正浩久保田 稔
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キーワード: 漂泊効果, 粉液比, 光強度
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2006 年 31 巻 2 号 p. 67-72

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抄録

光強度および粉液比が生活歯漂白剤ハイライトの漂白効果に及ぼす影響を,ヘマトポルフィリン変色モデルを用いて検討した。0.1%濃度のヘマトポルフィリンエタノール水溶液を濾紙に染み込ませ変色モデルとし,この上に粉液比1:2および1:3で練和した松風ハイライトを填入し3分間放置し,光照射器にて光強度300,600mW/cm2で3分間光照射を行った。対照群として,光照射を行わず3分間放置したもの用いた。漂白前後の変色モデルの色差ΔE(以下ΔE)を算出した。松風ハイライトの漂白効果は,より強い光強度,液量の増加,およびその両者の相乗効果によって増加することが明らかとなった。

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2006 岩手医科大学歯学会
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