日本救急医学会関東地方会雑誌
Online ISSN : 2434-2580
Print ISSN : 0287-301X
症例報告
医療チームの情報共有により診断を得た重症頭部外傷後paroxysmal sympathetic hyperactivity (PSH) の一症例
~臨床判断を表現すること~
白石 尚子守田 誠司澤本 徹石塚 久美子村山 ゆかり鈴木 好
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2019 年 40 巻 2 号 p. 209-211

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抄録

16歳男性, ロードバイク運転中軽乗用車と衝突し救急搬送となり, 重症頭部外傷で救急センターへ入院となった。第6病日より突然の高体温, 頻脈, 頻呼吸, 血圧上昇, 全身の震え, 大量発汗を認め, この発作は不規則的に1日数回発生した。諸症状の出現があまりにも急激でありベッドサイドの看護師は患者の生命の危機を感じる中, 発作の出るタイミングや頻度, その時の症状を注意深く観察し, 医療チームで共有したことからPSHの診断に至った。看護実践を臨床判断の視点から省察し, 情報を共有する重要性に関して報告する。

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© 2019 日本救急医学会関東地方会
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