日本救急医学会関東地方会雑誌
Online ISSN : 2434-2580
Print ISSN : 0287-301X
症例報告
病院で誕生日を迎えるということ
~看護師の価値観に関する若手看護師の気づき~
山川 (木村) 華瑠佳
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キーワード: 終末期, 家族看護, 倫理
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2020 年 41 巻 3 号 p. 377-379

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抄録

入院した患者や家族にとって, 病院で迎える誕生日が, 本当におめでたいことなのか疑問に思う出来事があった。この出来事を通して, 患者や家族に対して最善の看護を提供するには何が重要なのか, 考える機会を得たためここに報告する。 当病棟看護師が, 病院で誕生日を迎えることをどのように捉えているのかスタッフ同士で意見交換を行った。その結果, 誕生日をお祝いすることに(1)賛成(2)反対(3)患者や家族の意見を聞き尊重していくといった3つのカテゴリーに分けられた。国際看護師協会の看護師の倫理綱領では「看護師は, 看護を提供するに際し, 個人, 家族, および地域社会の人権, 価値観, 習慣および信仰が尊重されるような環境の実現を目指す」といわれている。看護師個人の価値観や習慣だけでなく, 他の看護師, 患者・家族の価値観を知り, そのうえで話し合い, 看護を提供することが患者や家族に対して最善の看護を提供するうえで重要だと考える。

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