日本救急医学会関東地方会雑誌
Online ISSN : 2434-2580
Print ISSN : 0287-301X
調査報告
脳卒中判断のタイミングからみた診療プロトコル導入とその効果
香取 雅美白崎 加純小川 裕美子長村 美優赤木 未央上田 涼香鈴木 隆宏加藤 佐知子大谷 典生
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2026 年 47 巻 2 号 p. 191-194

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抄録
【背景】急性期脳卒中治療では、再灌流までの時間をより短時間とすることが求められている。当院では時間短縮のための取り組みとして、チームを結成し、救急車受け入れ情報から院内スタッフが脳卒中対応の要否判断をし、各部門が並行して準備を進めるプロトコルを導入している。【目的】脳卒中判断のタイミングと入室から頭部CT撮影終了までの時間 (検査所要時間) を短縮させる取り組みの実際、およびその効果を調査報告としてまとめる。【結果】2020年7月~2022年9月に脳梗塞診断でアルテプラーゼ静注療法や血行再建術を受けた69例を対象とした。救急車来院前に脳卒中と判断しプロトコルに則った群の検査所要時間は、平均時間10.6±3.2分、来院後に判断した群では平均14.3±8.9分であった。【結論】救急車受け入れ情報から院内スタッフが判断するプロトコル運用が頭部CT撮影の迅速化に寄与した可能性がある。
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